机上の空論主義者

-♰- 有言不実行の自身をブログ名で戒めろ -♰-

【千羽鶴】祈りなき千羽鶴折りの精神統一が導く集合体鶴形成理論【くそ記事】

こんにちは。ume-boshiです。

まだこんな未熟で半人前なヤツがいたのかと驚かれるでしょうが、24歳になった今年、人生で初めて千羽鶴を折り終えることができました。
本来、日本人ならば中学卒業時点で1000枚は達成し、社会人に至るまでに1万枚は軽く超えているという話を多くの友達から聞かされてきました。

僕は帰国子女で日本文化とは疎遠な時期があったため、そのルールを知らずに社会人を迎えてしまいました。未経験者の僕は、本来ならば成人式に参加してはならなかったようで、トム・ブラウンの布川から、「ダメーっ!」と突っ込みを食らったとしても反撃する余地がないのです。

そこで新社会人になったことをキッカケに、「千羽鶴すら折れない自分は、社会の荒波に耐える忍耐力など持ち合わせない。これでは社会人としては地を這うナメクジになってしまう。。。!」と思い、いてもたってもいられず千羽鶴の作成に取り組み始めました。


千羽鶴を折る途中過程

この動画だけで、いかに僕が人生の苦難から逃避してきたかが伝わってしまうのでしょう。24歳にてこの不器用さ。醜態を晒すようですが、自分への戒めとしてこのブログに残す決意をしました。

youtu.be
※ 50枚分30倍でお届けしています。途中から撮影しているので、50枚あたり1時間半ほどかかることが伝わるかと思います。

とはいえ素人ながらも、1枚1枚の鶴を折るたびに自身のネガティブな感情が徐々に昇華されていき、精神統一できる境地に一時的に至ることもできました。
なるほど、こうして人々は悟りを開いていくのか。そう気づいた瞬間でした。


完成品

では、拙い完成品をお見せしましょう。

もちろんですが、折り鶴は厳密にカウントしております。警察の特殊部隊であるOrizuru Saba YOmi Dame Assault Team(通称 : OSYODAT)に、過不足があった鶴の数だけ指関節を削ぎ落されるのは勘弁ですからね。

1セルあたり10個 x (10x10セル) = 1000枚

流石は千羽鶴、こうして見てると達成感が込みあがるものですね。感動のあまり、あの「激落ち第23代将軍シュワット・セスキーがノーコードとNFTをメタバースでIoTすることに成功した」という吉報を聞いた時と同じだけ、涙を流してしまったことは恥ずかしいので内緒です。

ちなみに千羽鶴を折る際には、ポジティブな祈りを込めていません。見てわかる通り、過去の怠惰な自分への怒り(赤)、呪い(黒)、謝罪(潔白)を 示すために、1:3:16 の比率で配色しています。





さて、完成品の後処理は、日本の高校生が脳細胞の凝縮と知能向上をはかる儀式にのっとりたいと思います。

まずは折り鶴を袋にぎゅうぎゅう詰めにして…

赤は50枚、黒は150枚、白は800枚

まとめてベットの下に置いて寝る。

これが普段の保管方法です。我が家には千羽鶴を蔓延らせるほどの領域が無いのです。


日本のGDPが他国と比べて2.8倍も高いのは、この儀式を繰り返していたからに他なりません。調べていて驚いたのですが、この儀式によって日本人の脳稼働率は 347.1% も大幅に向上するという統計結果が、奈良人造脳形成帝国大学院大学の研究から明らかになっているようです。すごい。
これで僕も活躍できる人材に近づけるのかもしれませんね。




おわりに(まじめ)

ここまで内容の無い記事を書いたのはたぶん初めてですが、いろいろと忙しくて疲れていたので仕方がありません。おわかりの通り、以上の内容はほぼフィクションです。
そしてここからはノンフィクションで書いていきます。

真面目な制作背景

僕は昔から暇さえあれば、ルーズリーフを正方形にちぎっては鶴を折り、ちぎっては鶴を折りを繰り返していました。友達がいなかった中学時代は、授業中はいかに小さな折り鶴を折れるかチャレンジし続け、高校時代は友達がいても折り続けていました。大学時代は、講義中において最前席を陣取って、ノートを取るか、寝るか、ロボ研の運営資料を作るか、折り鶴を折っていました。研究室時代も、集中が切れたり難題にぶち当たったり病んだりしたときには、お菓子の包装紙でひたすら折り鶴を生産していました。

なのに「千羽鶴」という形で集めたことは無かったのです。

そんな日常的に折り鶴を折ってきたバックグラウンドから、千羽鶴を1人で折ることが「死ぬまでにしたい100のこと」の1項目に入ってきた次第です。この制作は12月ぐらいから始めて、今年の2月末には折り終えていました。とはいえあまりに日常的な作業だったので、アニメの一気見時やラジオ・ゲーム実況を聞きながら、特に苦しむこともなく終了してしまったのです。記事にできるネタも思いつかず放置してました。


鶴を折ることの魅力

なぜ鶴を折り続けていたかというと、思考力・集中力を高めたいという潜在的な意識があったためです。僕は体を常に動かしたり、皮膚を引っかいたり(アトピー)していないと落ち着かない性格でして、それを我慢していると思考力がダダ下がりする傾向にあります。ただ、変に体を動かしてると周りから奇妙な目で見られたり、体がボロボロになることは想像に容易いでしょう。
とはいえ学校の成績などは、話を聞いて頭で解釈しさえすれば自ずと上がっていくものですから、我慢のために思考力を無駄に使いたくはない。

そこで折り鶴が活きてくるのです。

繊細な指の動きを必要とするにもかかわらず、脳をほぼ使わなくても完成させられるのが折り鶴です。体は動かし続けて、耳と脳は話を聞く姿勢にスタンバイされる状態。最強の精神統一状態が生み出せていると僕は考えています。事実、講義中に折り鶴を折っているだけで、通っていたFラン大学で成績優秀者として表彰されてしまったほどに、高い集中力・思考力を生み出せるのです。
つまり、僕が折り鶴に心惹かれるのは、最強の勉強法として厚い信頼を抱いているからなのです。


記事中のノンフィクションなところ

そういえば軽めの帰国子女だったり、このブログに作品を掲載することは公開処刑的な意味合いがあることは事実です。あと今回の製作では、千羽鶴を何かの応援のために折ったわけでなく、祈りがこもっていないのも事実です。
配色からわかる通り、別の派生目的が存在しています。派生作品については現在ちょっとずつ進めているので、近々紹介できる日が来そうです。記事タイトルの "集合体鶴形成理論" と、某合体系お笑い芸人から推測できることとは…?