こんばんは
授業,課題,論文執筆(2つ),新しい研究テーマ決め,就活といろいろ立て込みすぎているume-boshiです.しかも自主自粛しているので,引きこもりで鬱ら鬱らしている.M1-sindoi.
先月末に提出した査読付きの英語論文が,無事acceptedされてました.もう少しで夢のspringerに掲載です.すごいのかよくわからんけど.これまで査読付きの論文すら出したことがなかったので,今回はかなりしんどい思いをしました.
ということで,本記事では情報処理学会の論文と比べて英語論文の執筆で辛かったことを,つらつらと書いていこうと思います.辛いだけに.
研究テーマと提出先
私は卒論で,組込み系のデバッグ中の視線が,熟練度によってどのような特徴を持つのかについて取り扱いました.読者の皆様なら5分で解けるような,簡単なディジタル入出力のシステムにバグを埋め込んで,それを熟練者と初学者にデバッグをしてもらって,視線情報を取得した感じです.
そこで時系列データを解析するときに,ちょっと変わったマルコフモデルの値の取り方と,時系列データの分割について行っていました(どこまでオープンに書いていいのかわからん...).
去年の10月までの成果ですが,これの追加の進捗を発表. 組込みシステムの教材についてはやたら研究されてるけど,効率化の方面で分析するような研究はほぼ見ないですね.
執筆体制
私が1度,日本語で文字だけで5ページに執筆して,それを指導教員と指導院生と協力して英訳していく形で進めました.それを英訳と図の追加で,IEEEのone-columnのスタイルで10ページにするわけです. 複数人で編集するということで,人生初のオンラインtex環境であるOverleafを使用しました.
その後,別の教授方に添削してもらっていくようにしました. 提出前に英文校正に投げて,単語や文法を直してもらって提出しました.
今までの論文執筆との違い
論文執筆といっても,卒論とか2ページの小論文とかを含めてですが,違いについて列挙していこうと思います.
- 文字数というか,文字が占める領域が1.4倍くらいに増加(IEEEのスタイル,文字数多すぎて草).
- 文法や単語について常に意識しながら文章を書かなければならない
- 複数人の英訳では,表記ブレが大きすぎる
- 関わる人が多く,さらに英語が下手くそすぎて理解に時間を取らせるので,心が穏やかじゃない
- 生活リズムがおかしいので,手伝ってくださる方々との連絡にラグが
- Grammaryとか,もはや無力
- 今まで読んできた日本語の論文を引用しずらい.というかなくすべき(そのまま突き通したけど)
- 論文を発表する最適な分野じゃなかったようで,研究の魅力とか難しさが伝わらない
- 英文校正者の「clarifyしろ」が心に突き刺さる
- 教授からの「英語は...かなり改善の余地がありますね...」という言葉の破壊力
- とにかく精神崩壊がすごい
結局
日本語論文は,正直,2・3日でまともなものが書ける気がします.添削してもらって,その修正をするのも頑張れば1日で終えることができました.
しかし,英語となると,あらゆる段階で翻訳の作業が割り込んでくるため,英語慣れしていない私にとっては4倍くらい時間がかかるものでした.さらに,複数人での英訳だったため表記ブレだけじゃなく,遠隔でコミュニケーションも円滑にできなかったりと,直接コンタクトがとりにくい環境下の難しさを感じました. 色々と反省するところが多いですが,それだけ多くの経験ができた気もします.気だけ.
最後に
執筆を手伝っていただいた皆さん,どうもありがとうございます. 指導教員からのslackを無視している状況なので,本当はこんなブログを書いてる場合じゃないぞよ.条件付きみたいな感じなので,あと10日でいろいろ修正しないと......(´・ω・`)
ちょっと記事のまとめ方が雑なので,ちゃんと査読コメントを反映して提出してから,また査読コメントの辛さについて愚痴ろうと思います(その記事では論文執筆がどうしたらうまくできるか考えてまともに書きたい).
本記事の机上の空論:英文校正に出してりゃ,たいていの論文は条件付きで通してくれる.というかDeepLでええんちゃうか.